フェスタサマーミューザKAWASAKI 2009 東京フィルハーモニー交響楽団

家からドアtoドアで20分かからない会場ってステキ。
そんなわけで、公開リハーサルから時間作って覗いてきましたよ。


指揮:チョン・ミョンフン
ブラームス交響曲第1番 ハ短調 op.68
ブラームス交響曲第2番 ニ長調 op.73
ミューザ川崎シンフォニーホール


私は韓国に対してはいろいろと複雑な想いを抱いているクチですが、
チョン姉弟の音楽に関しては割と素直に認めております。
特に姉のチョン・キョンファに関しては相当な回数CDを聴き込みました。
今もってベートーヴェンシベリウスチャイコフスキーメンデルスゾーン
協奏曲が一緒になった2枚組は愛聴しております。
弟のミョンフンの指揮で聴くのは実は初めてだったりするんですが、
いやぁ、いやぁ、割合物静かな指揮振りからは想像もつかない情熱的な演奏でした。
特にブラームスの第2番での推進力は白眉の出来。
全体的に速めのテンポで厳しく曲のあるべき姿を描き出しておりました。
第2番は個人的にはブラームス交響曲の中で一番とっつき難く、
なかなか名演に巡り会えなかったのですが今日の演奏は名演と数えて恥ずかしくない。
第1番は私自身、食後ということもあり(ぇ)やや聴くほうの集中力が追いつきませんでした。
とはいえ、こちらもなかなかのもの。堪能しました。


ちなみにリハーサルはなかなか緊張感に溢れたものでした。
1時間程度のゲネプロでしたが、こちらも非常に貴重な経験。
やっぱりブラームスはいいなぁ。