東京都交響楽団 第685回定期演奏会 Aシリーズ

会場:東京文化会館
指揮:アンドリュー・リットン
ピアノ:パウル・バドゥラ=スコダ
曲目:
ストラヴィンスキー:サーカス・ポルカ
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491
ストラヴィンスキーバレエ音楽「カルタ遊び」
ストラヴィンスキー:バレエ組曲火の鳥」(1945年版)


と、言うわけで久々のクラシックの演奏会。
個人的にストラヴィンスキーはそう好んで聴いているわけではない上、
「サーカス・ポルカ」と「カルタ遊び」はCDでも聴いたことがない件。
お目当てはパウル・バドゥラ=スコダのコンチェルトだったんですが、
いやぁ、ストラヴィンスキーもなかなか楽しめました。


モーツァルト
すでに80を超えた巨匠パウル・バドゥラ=スコダ。
ウィーン古典派を弾かせたら天下一品の、いわゆるウィーン三羽烏のひとり。
昨日の演奏会の評を見る限りではさすがに技巧面では衰えが見られるとのことでしたが、
今日の演奏はなかなかどうして、さすがの技を見せ付けてくれましたね。
若干怪しい箇所はあったものの、個人的にはほとんど気になりませんでした。
カデンツァを自作のもので弾いたんですが、一気呵成に畳み掛ける迫力も備えた演奏。
白眉の出来は第2楽章。これ以上ないくらいに天上の美音を奏でていましたね。
都響の弦楽器群もとても柔らかい音色でサポートしていました。
木管も綺麗だったなぁ。満足。


ストラヴィンスキー
前半の2曲は初めて聴く曲。どちらかと言えば軽めの音楽で個人的にはあまり面白みなし。
やはりストラヴィンスキーの3大バレエ音楽は偉大と思った次第。
火の鳥」は凶悪な踊りが本当に凶悪で生で聴くとさすがに圧巻。
後半の弦楽器群の美しさはさすが。


総じて満足しました。
私のクラシック遍歴の生の体験の大半は都響ということもあって甘めの採点になってるかもだけどw


来月も何か演奏会行こうかなぁ。。。