8月11日(初日)

前日から何故か気持ちが乗らないままコミケ突入。


"恐らく長時間並び続けるだろう。そして買えないものも出て来るだろう"


内心そう思いつつも、ここで引き下がれないのがヲタクとしての矜持と、作品に対する愛情か。
お目当ては前回の冬コミ同様、魔法少女リリカルなのはの企業ブース。
全力全開手加減無しで、りんかい線新木場始発で会場に乗り込む。
途中悪酔いすると手がつけられない友人と合流し、待機列へ。


幾たびも回数を重ねていることもあって、このあたりは慣れたもの。
特に問題もなく開場までの時間をつぶし、いざ開戦。
企業ブース目当ての人が非常に多かったのか、今回は何と開場を広場へと続く階段の下で迎えることに。


ともあれ、真っ先にお目当てのブースへ。
今回は前回の冬と違って、最初から待機列は外、別列へと誘導される。


「今回は充分数を用意したので数量制限は設けません」と事前に告知されたなのはブース。
しかし、蓋を開けてみれば列がほとんど動かないまま11時過ぎには最初の完売アイテムが。
サークルチケット入場組でさえ買えなかったんじゃなかろうかと言う怒涛の速さでした。


その後、結局私が買えるまでにさらに2時間の時間を要し、その頃にはピローケース(2種)、
CD、プロジェクターペンの4種類しかグッズが残っていませんでした。
始発組でさえこれなのですから、まあ、もう明らかに見通しが甘すぎです。


とりあえず、この日は紙袋に入っていたクリアファイルを見て涙を流して咽び泣いた(?)のは確かなわけで。
いろいろと想うところはありましたが、どんな仕打ちをされたとしても
やっぱりどうしてもついていってしまうのだなぁ、という自らの感情を再確認。
この日は結局、同人の方も巡るもののお目当てのなのは系同人誌は見つけられなかったため
1冊も買わずに撤収。


で、その夜。



急遽お詫び文が掲載されたなのはの公式サイト。
3000人限定で来店証明書を明日以降配るとか何とか。
その対応にいろんな意味で涙。
昼間、なのはプロジェクトの列に並んでいるときから考えていた、
「公式サイトに意見をしたためたメールを送る」ことを決意。


"想い、あなたへ"


深夜2時半までかけてそのメールを書き上げ、送信。
翌日、なのはブースへ再度赴くことを決意し、夢の中へ──