堕ちゆく者と昇りし者と

ゼロバーフロー…じゃなかった、オーバーフローのNice boat.商法を、
今日会社の昼休みに携帯からネットを見て知りました。
このことを面白おかしく日記に書くか、マジメに書くか迷いましたが、
作品自体は個人的には好きなので、後者で逝かせていただきます。


昨夜、噂のスクールデイズの最終話の試写会を開催すると、
突如原作ゲームを制作したオーバーフローが宣言いたしました。


そこまでは、いい。内容が酷かった。


さすがに反発が大きかったのか、今は修正されていますが、私はオーバーフローの
明らかに空気の読めていない薄汚さに心底反感を覚えました、とここに記しておきます。



発表された当初、試写会の参加条件は、


開封PCゲーム「School Days
開封PCゲーム「Summer Days


上記のいずれかを持参すること、というものでした。
そして、その場で開封と引き換えに整理券を配布するという内容でした。


わざわざ告知で赤字で「開封済みの商品では受付をお断りさせていただきます」と書いていたあたり、
非常に分かりやすくて涙が出てきますね。
さらに言えば、希望者多数の場合、入場出来ない場合があるが補償しませんと
律儀に断っているあたり、本当に咽び泣いてしまいそうですね。


2年も前に出たゲームの「未開封」を求めるあたりに私は衝撃を覚えました。
作品のファンなら当然もう買ってる。買ったら開封して遊ぶでしょう。楽しむでしょう。
「未開封」ですよ「未開封
昔からのファンに対して要するにもう1本買えって言ってるわけですよ。
しかもその場で開封しろと言っているあたり、中古屋へ未開封で流れるのを防ぎたい意志が見え隠れ。
あわよくば儲けてやろうと言う魂胆が見え透いてますね。


テレビ局各社が自粛した理由、分かってるんですかね?
事件と作品とは何の関係もないと私は心から思っていますし、それに関しては以前も語りました。
報道に関して憤りも覚えています。
ただ、関連はどうあれ、人が死んでんねんで?? そういう事件のために自粛されたんですぜ??
それを商売にすると言う魂胆が人として許せない。
「本来であればテレビで放送されて終わり」だったところを、事件が起きたために各社が自粛したわけで。
要するに、12話は本来であれば「無料で観られた」はずなんです。
そして今回、みんなが観たいと渇望している中で、試写会を発表しました。
参加条件は前述の通り。商売っ気たっぷりのものでございました。


その魂胆に私は反吐を覚えます。私はダメヲタクを自任していますが、
だからこそダメヲタクとしての矜持が今回のこの試写会に全力で反発しています。


結局反発が大きかったようで、開封開封を問わずに参加OKとなりましたが、
私は発表当初の内容を見て虫唾が走ったことを決して忘れません。



今回の試写会は「School Days製作委員会」は関係していないとのことで、
問い合わせはオーバーフローにのみしてくれと断っていました。
関係各社への問い合わせは「禁止」とまで言い切っていました。


独断専行に思えるのは気のせいでしょうか?



原作元だからって、何をしても許されると思うなよ、と。
アニメはアニメで出資して作っているところがあるわけで。
すでに作品は原作者の手を離れてもっと大きなところで動いているわけで。


「禁止」と言われているにもかかわらず、ファンの中には
エイベックスやマーベラスエンターテイメントランティス等々の関係各社に
電凸やメールで問い合わせを行った方がいたようです。
真偽は定かではございませんが、「試写会の件を把握していない」と回答があったとか何とか。
私自身、仕事がなければ確実にオーバーフローにではなく関係各社に電凸していました。
これが事実であるなら、私はオーバーフローの会社としての良識を疑います。
独断専行であるなら、今からでも即刻やめるべきだと思います。




さてさて、そんな中、動向が注目されていた山が動きました。


ワンランク上のアニメ専門チャンネルの底力。


AT-Xが正式に、明日27日の21:30から第12話を放送すると告知。
オーバーフローの試写会に対する反発の嵐が巻き起こる中、吹き抜けた朗報。
オーバーフローが評判をガタ落ちにしたのと対称的に、うなぎ上りのAT-X


この対比に私は思わず笑ってしまいます。


何から何まで一言で表す魔法の言葉。Nice boat.


まさしく今言えるのはその一言ばかりです。
                                        (23:19)