らぶドル #12「はじまりですか?」

はじまりと書いて"デビュー"と読みます。


あらかじめお断りしておきますが、私はこの作品に対し、果てしなく深い愛情を感じております。
昨日も酒の席でこの作品について語っていたらシアワセ革命、ココロの矢印は上向きだったのですよ。(ぇ
なので、信者的盲信発言はお目こぼしをお願い致しますのですよ!
以下、ネタバレありにつき白抜き


まずはのっけからスイートフィッ シュプロダクション(SFP)の核 弾頭・北条比奈の進化が
この作品の微熱気分を増長させる手助けをしているといっても過言ではないでしょう!(ぇ
レン ジを扱わせたら右に並ぶもの無し、お菓子を作ると必ず爆発を起こす特殊スキ ルの持ち主の彼女は、
今回も某テ ロ集団に負けぬ勢いでSFPを阿鼻 叫喚の渦に巻き込みます。
今回はさらに味噌 汁を温めようとしただけで大爆発を巻き起こし、
3期生を死地へと追いやるなど、冴えに冴え渡っております。


まあ、それはともかく(ぇ


今回は、過去全ての話を集約するに足る構成がなされていたのではないかと思います。
瑞樹と母の関係にも、新しい始まりが形として現れておりますし、
今までにさまざま散りばめられた小ネタが再度登場し、本番前の彼女たちを
盛り上げてゆく構成などはニクイの一言。
羊と執 事、すっぴ んネタ、デザートは忘れてない等々、どこかで繰り広げられたネタが
形を変えて其処彼処に散りばめられており微熱気分を加速させてゆきます。


本番に至るまでの彼女たちの楽しそうな笑顔、どこか自信に満ちた表情。
仲間として、同志として同じ時間を重ねてきた絆。
らぶド ルとしてこれから咲き誇ろうとしている彼女たちは、間違いなく輝いています。
最初は頼りなかった彼女たち。
先輩たちとふれあい、仲間とともに苦難を乗り越え、成長を重ねてきた彼女たち。
これまでの全てがこの"はじまり"に集約されています。
ゆっくりと、でも確実に前に進んできた彼女たちの魅力を、私はよく知っています。


ラストシーン、アンコールのために舞台に戻った彼女たちが歌うのは──
そこもある意味この作品らしい、非常に秀逸な終わり方なのではないかと思います。


個人的に残念なのは、もっとライブを堪能したかった言うこと。
3期生のデビューを、ちゃんと見届けたかった。観たかった。
何かで補完されることを切に願ってやみません。

さてさて。


監督の元永慶太郎氏は、前作のプリンセス・プリンセスのときにも感じましたが、
非常にキャラを魅力的に描くことに長けている方ではないかと思います。
6人それぞれが個性的で、1人1人でも十分にその才能を感じさせてくれる3期生たち。
その魅力を惜しみなく描き出してくださった監督様、そして全てのスタッフの皆様に感謝を。


らぶドルの伝説は、まだ始まったばかり。
DVD最終話となる(?)第13話が残されている以上、まだ終わりません。
いえ、終わらせてなるものですか。


今はただ、この作品に最上級の賛辞を添えて。
微熱気分の中でまどろもうかと思います。
また明晩
                                            (1:55)