東京都交響楽団 第711回定期演奏会 Aシリーズ

指揮:ヨナタン・シュトックハンマー
サクソフォン須川展也
ピアノ:永野英樹
ハープ:吉野直子


曲目:
西村朗サクソフォン協奏曲「魂の内なる存在」
ジョリヴェ:ハープと室内管弦楽のための協奏曲
西村朗:幻影とマントラ
ジョリヴェ:ピアノ協奏曲


個人的には「幻影とマントラ」が圧巻でした。
現代音楽バリバリの不協和音が多用されメロディアスな旋律はさほどありませんでしたが、
グイグイ引き込まれて背筋に冷たいものが走り、体感温度が3度くらい下がりました。
曲のテーマはチベット仏教の「死者の書」への賛歌とでも言うべきもの。
死者を幸福な来世へと導くための経典が「死者の書」であり、
3つの段階を経て来世へと至る49日間に訪れる光や幻影──作曲者の言では
決して描写音楽ではありませんが、讃歌と言えばしっくり来る。
作曲は2007年の現代音楽。
録音欲しい! てかちゃんと出てるらしい! もう1回聴いてみたい!


ジョリヴェも実は初めて聴きましたが、なかなか面白い趣向を凝らした曲が2曲でした。
こちらもちゃんと聴いてみるかなー。


それにしても、ソリストもたくさんで作曲家自身も会場に登場していて
なかなか贅沢な一夜でした。
都響はこういう、あまり一般には馴染みのない曲を積極的に取り上げるところが好きよ。
今日定期会員更新してきました。来年度も頑張って足運ぼう。


いきなりA定期初回の4月15日(金)が所用で行けない罠があるが←
まぁ、振替を使ういい機会のはず><
会員サービス使うしかないw


さてさて…!